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honma junkoの記事

リプラン ウェブマガジンは、毎月末に、

北海道建設新聞のコラム「いつもの暮らし便」は毎月第2木曜日に本紙掲載。


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新築やリフォームのときに考えたいインテリアのあれこれをレクチャー。気になるテーマからどうぞ。

最新号は… 1/30up!

・マンションのリノベーション

   https://www.replan.ne.jp/articles/46079/

いつもの暮らし便

北海道建設新聞 コラム

 

特別ではない日の、特別ではない出来事を、『いつもの暮らし便』からお届けします。

 最新便は…

 ・「好きな先生、嫌いな先生」

    『いつもの暮らし便』No.46  7/11 本紙に掲載

   webこちら

 

 

 

『いつもの暮らし便』No.35以降はこちらでご覧ください。

 

『いつもの暮らし便』No.34まではこちらから↓

https://e-kensin.net/news/rensai/letter-about-usual-life



「CUDo!2023 」

北海道カラーユニバーサルデザイン機構(北海道CUDO)主催のイベント『CUDo!2023』が開催されました。

2,000人のみなさんが、色覚の違いを感じる3日間でした。

足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました。

 

○と き 2023年10月6日(金)、7日(土)、8日(日)

○ところ チ・カ・ホ [札幌駅前通地下広場]「北大通交差点広場(東)」

 



イベントは終了しました。


「札幌の景観色MAP」

「札幌の景観色MAP」=「だいたい・札幌の景観色」+「札幌の景観色70色」

photo:小野達多志/小野写真事務所

「札幌の景観色70色」に近い色を日塗工色票で探すときはこちら



「だいたい・札幌の景観色」

たたむと日本塗料工業会色票のケースに収まるサイズ

必ず日本塗料工業会色票、札幌の景観色70色カラーガイドで色を確認してください。

 札幌の風景に調和する「札幌の景観色」には70色の代表色「札幌の景観色70色」があります。アソートされた70色はギフトボックスのように美しく、しかも一色一色に色名とストーリーが付され札幌の街のイメージが膨らみます。

でも、その一方で、景観色は「70色しかない」という誤解や、「札幌の景観色」を表す限界色域が複雑なため、代表色70色以外の色が登場しにくい状況が続きました。

 景観色彩研究室(本間純子+佐藤裕子)は全ての「札幌の景観色」が風景の色として活躍して欲しいと考え、日本塗料工業会色票に対照させる一覧表「だいたい・札幌の景観色」をデザインしました。

札幌市の助成金を受け、北海道昭和会さんより建築建設関係向けに発行いたしました。

建物、橋梁、鉄塔などの色彩計画にご活用ください。

 

 

問合せ先:北海道昭和会

     景観色彩研究室

      メールでのお問い合わせはこちらから

 

                          2020/07/18

「だいたい・札幌の景観色」は北海道建設新聞で紹介されました。

https://e-kensin.net/news/129690.html



札幌大通公園遊具の色彩計画

 札幌大通公園9丁目の遊具がきれいに塗り直されました。

遊具は白い大きな滑り台と可愛らしいクジラの噴水の、いつも子どもたちの声が聞こえるエリアにあります。実際に塗装したのは塗装のプロチームである北海道昭和会の皆さん。そして、色彩計画を提案したのは「本間純子+佐藤裕子」(景観色彩研究室)です。

 公園の遊具にはどんな色でも塗ることができますが、どんな色を塗ってもよいわけではありません。色には役割があるのです。私たち景観色彩研究室では色の役割を「感じる色」「伝える色」「支える色」の三つに分け、遊具の色彩を考えました。

 


感じる色①:心に働きかける色彩

 

 ブランコと鉄棒はカラフルで楽しくワクワクするイメージの色を選びました。子どもたちが大好きな絵本やおもちゃの色彩です。

 

 


感じる色②:イメージを作る色彩

 

 9丁目の中央には「クジラの噴水」、南側には「クジラの滑り台」があります。北側のクジラももっと子どもたちと遊びたがっているようなので、クジラの目を白で強調しました。嬉しそうなニコニコ顔になったように見えませんか?

 また、近くのうん梯などの遊具を波に見立て、青と白で海のイメージを作りました。クジラと一緒に波を乗り越える大冒険の旅に出発です!


       縦波・横波

       大波

       小波


伝える色:指示をする・注意を促す色彩

 

 安全に遊ぶために、また、子どもたちがルールを覚え注意力を身につけるために色名を使って伝えることがあります。

 このアヒルやミツバチの遊具に乗るときは

「黄色いところをしっかり握って」

「青いところにちゃんと乗って」

と色名で伝えてほしいと考えました。

黄色と青はどの色覚のタイプにも見分けやすい色です。

 

 

 

 



    P型、D型は色覚のタイプを表します。シミュレーション画像は見え方の一例で、すべての色弱者が同じように感じられるわけではありません。

伝える色を支える色:伝える色を引き立てる脇役の色彩

 

 ブランコの境界柵は安全面から、ブランコを取り囲む水平のラインと、出入り口を示す垂直の支柱をはっきり見せたいと考えました。そのためにはその他の支柱を背景に溶け込ませる必要があります。茶色の支柱は目立たなくなることで「伝える色」(黄色)を引き立て支えています。

 


感じる色を支える色:感じる色を引き立てる脇役の色彩

 

 クジラの尻尾の支柱は、登ったり降りたりするこの遊具の一部です。でも、支柱が目立たなくなることで振り上げた尻尾が目立ち、クジラの体の形が強調されました。

 

 

 「支える色」の役割は非常に重要です。

主役だけでは舞台が成り立たないように、脇役の色彩が美しい景観を支えています。

                                              2019/11/06        


札幌大通公園遊具の色彩計画は

チ・カ・ホのイベント「伝える色・感じる色」で披露しました

 

情報や意味を持つ「伝える色」はNPO法人北海道カラーユニバーサルデザイン機構が、静かに時には熱く心に働きかける「感じる色」は北海道昭和会が担当。情報を伝える色と普段なんとなく眺めている色の役割の違いを紹介しました。

 

とき:2019年10月14日(月・祝)

会場:「チ・カ・ホ」憩いの空間(W)

 

 

 

                                              2019/11/06

 

北海道カラーユニバーサルデザイン機構の活動報告「伝える色・感じる色」はこちら

 


    インテリアコーディネーターの仕事をサポートしてくれるArrière・planの「チーム小道具」。

    彼らの力なくしては弊社の仕事は成り立ちません。寡黙に働く「チーム小道具」のメンバーを紹介します。


イベントは終了しました。


 チーム小道具

ブルーとイエローの蛍光ペン

 

 図面の文字や記号を塗りつぶしてもちゃんと読める蛍光ペン。窓や建具の打ち合わせの時に活躍しています。以前は「引き戸はオレンジ、ドアはグリーン」のように建具の種類によって色を分けて使っていました。ところが、色弱者には「イエロー、グリーン、オレンジ」が同じような色に、「ブルー、ピンク」が似た色に感じることを知り、大いに反省…。私にはわかりやすくても、打ち合わせに同席している色弱の人には有効な色分けではなかったのです。また、ピンクは色弱者には暗く感じられ、塗りつぶした文字が読みにくくなる場合があります。色を選ぶときは注意したいですね。

 私は今、ブルーとイエローの2色を使い、窓や建具の位置をチェックしています。錠やガラスの種類、網戸の有無などは文字で書き込んでいますが、多色使いの時よりも図面がスッキリと見やすく、わかりやすくなったように感じます。図面は私以外の人も見ることがありますから、誰が見てもわかるように書くことはとても重要です。最近は窓や建具以外でもブルーとイエローの蛍光ペンのが度々登場するようになりました。

 

                       2018/01/12


 蛍光ペンにはたくさんの色があります。下の写真の5色はその一例です。

「ピンク系とブルー系」「イエロー系とグリーン系とオレンジ系」は混同色になりやすい組み合わせです。色を選ぶ時は色のシミュレータなどのシミュレーションツールを活用しましょう。

 



    P型のシミュレーション

      一般色覚者の見え方

   D型のシミュレーション


※P型、D型は色弱のタイプを表します。

 シミュレーション写真は見え方の一例で、すべての色弱者が同様に感じられるわけではありません。


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